僕は、ネットワーク監視の夜勤オペレータを1年半ほど経験したことがあります。
これからネットワークやサーバなどのインフラ系エンジニアを目指す人は、これから挙げる「運用監視業務の夜勤のイイところ悪いところ」を参考にしてみてください。
結論から言うと、やはり夜勤はデメリットの方が重いです。人間が寝ている時間に働くというのはやはり普通ではありませんからね。
技術的な面に憧れてネットワークエンジニア/サーバエンジニアといったインフラ系エンジニアを目指すのであれば、夜勤ありの監視業務から始めさせられないように気をつけましょう。
経験ゼロ知識ゼロでIT業界に飛び込むとかなりの高確率で「夜勤ありの監視業務」に配属されます。
ど素人状態で飛び込むのではなく「エンジニアカレッジ」のような無料でインフラエンジニアとしての素養/スキルを身に着けることができる研修を受けて就職することをオススメします。
目次
ネットワーク監視の夜勤:メリット

朝早く起きなくて良い
朝9時出勤しなくて良いというのは天国にいるかのような心地よさでしたね。平日なのに昼間まで寝てられるというのは夜更かし大好きな僕にとっては最高のメリットでした。
ただし、転職して普通の日勤エンジニアになったら慣れるまでは一転して地獄に感じるはずです(^^;
仕事終わりなのに朝
僕のいた現場は朝10時で夜勤が終了だったのですが、みんなが忙しそうにスーツで歩き回る中家に帰るのはとても良い気分でした。
普通なら朝から夜まで仕事で、仕事から帰るともう飯食って寝るだけじゃないですか。でも、夜勤が明けてもまだ朝10時なのでこれから一日が始まるような気分で超得した気分。
平日朝から遊べるとか最高。
暇な時間=自由時間
ネットワーク監視の仕事はネットワーク障害が起きない限り、超暇です。障害ゼロ≒仕事もゼロなのです。
夜勤はシフトメンバー以外誰もおらず、現場を監督するお偉いさんもいません。なので常識の範囲内なら何をしても自由でした。
小説読んだり漫画読んだりシフトメンバーとプライベートな話で盛り上がったり・・・。
僕はこの時間を利用して資格勉強をしまくり取得しまくったので後の転職時に役立てることができました。
技術を極めたい人にはおススメできませんが、ゆる~く仕事をしたい人には監視業務というのは意外とおススメできる仕事だと思ってます。
ネットワーク監視の夜勤:デメリット

休憩が短い
冒頭で書いた通り、僕の参画していた現場では
- 2交代制
- 夜勤は16:30 – 翌10:00
という鬼シフトでした笑 夜勤はなんと17時間半もの勤務。
それなのに、夜間休憩がたった2時間!まぁ人間、そういった環境でも慣れてしまうんですけどね。
ただし、これは現場によります。同期が配属された別の現場では、倍の4時間も休憩がありました。
休憩より仕事優先
メリットの項目で「障害が起きなくて暇なときは自由」と書きましたが、逆にネットワーク障害が発生すると「仕事が最優先」になります。
例えば2時間の夜間休憩中に障害が発生すると、起きているシフトパートナーに叩き起こされ障害対応を開始しなければいけませんでした。朝まで障害が復旧しなければ、休憩は取れませんし下手すると食事も取れません。結局17時間半ぶっ続けで働くことも割とありましたね。
僕は夜行性だからまだよかったものの、女性新人でまだ慣れてないのに17時間半ぶっ通しとか僕が悪いわけじゃないのに「今日はゴメン・・・」と謝ったことを鮮明に覚えています・・・。
転職して普通の日勤エンジニアとして働き始めたとき、先輩から「仕事はほどほどにして休憩必ずとってね!」と言われた時は「えっ、いいの!?」とビックリしたこともありました。ネットワーク監視の忙しさに慣れてしまうと休憩を取ることに罪悪感を覚えるようにすらなってしまうからです・・・。
食生活が乱れる=太る
ネットワーク監視の夜勤をやるとみんな太ります笑
一番の原因は「夜勤終わりの時間が朝10時」ということにあって、みんな早めの昼飯食べてそのまますぐ寝ちゃう人が多いようです。そりゃ、夜勤が忙しくて食事もできず一睡もできなかったら、食べたくなるし寝たくもなりますね。
体型維持のためには「夜勤明けに食べない・寝ない」という決め事を守るための、常人より強い意志が必要になります。
精神面が不健康になる(ネガティブ思考、無気力)
「普通の人間が寝ている時間に働かされている」という事実は、定期的に強烈な精神攻撃を仕掛けてきます。
「俺はこのままで人生大丈夫なのか?」「いつまでこの生活を続けるんだ?」「この先何をしたいんだ?」と答えの難しい自問自答を延々と繰り返していました。何せ夜勤は17時間半、考える時間(つい考えてしまう時間)は腐るほどありましたから。
逆に考えると、それなりにお金をもらいつつ自分の人生について考えるいい機会になるかもしれません。
ネットワーク監視の夜勤メリットデメリットまとめ
- 夜更かしし放題
- 仕事終わりなのに一日がこれから始まる
- 仕事は楽なときは超楽
- 休憩が短い(現場による)
- 休憩より仕事優先
- 太る
- 将来への漠然とした不安にとらわれるかも
デメリットが重いとはいえ、普通ではない仕事環境で働けたというのはある意味貴重ではありました。
超夜行性でゆるめの仕事をしたい人は、1,2年はネットワーク監視を経験してもいいかもしれません。
夜行性じゃない人は絶対にやめた方がいいですね。
ネットワーク監視の夜勤を避けるには

ネットワーク監視のような夜勤ありの仕事に配属されるのは「何も知らない未経験の人」です。ネットワーク?IPアドレス?なにそれ?というレベルの人。
僕がまさにそうでした。
みんなそうでしょ?と思うかもしれませんが、当ブログで紹介しているProEngineerというIT専門エージェントが開校している「エンジニアカレッジ」という無料ITスクールに通うことで「何も知らない未経験者」から「基礎が身に付いた微経験者」になることができます。
未経験ではなく微経験者として就職できるんですね。
- 無料のインフラエンジニア研修で実機構築の経験を積むことができる
- サーバについて学習し、「インフラエンジニア」として就職!
実機学習をアピールできることによって夜勤ありの監視案件へ配属される可能性はグッと低くなり、逆に構築業務のようなITスキルを磨けるレベルの高い案件を担当できる可能性が高まります。
経験者として忠告ですが、夜勤ありの監視業務をやりたくない、もっと技術的なことがやりたいという方は「未経験OK!」の求人にいきなり自分で申し込むようなことは絶対にしないでください。
「まずは簡単な仕事からやりましょう。夜勤はあるけどみんなそうやって成長していくのです」
なんていう言葉に押し切られてしまうのがオチです。
というわけで、これからインフラ系のエンジニアを目指すあなたは「インフラエンジニア研修」を経てから就職する、という選択肢を検討してみてほしいです。
エンジニアカレッジでは無料説明会や無料体験を実施しています。
まずは以下公式サイトを眺めてみるだけでも。
